神馬

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しんめ


画題

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解説

画題辞典

神の乗用として真の馬を神祠に奉納するは我邦古来の習俗なり、後之を絵に画きて納るに至る。即ち神馬にして後世の絵馬は是より更に転化したるものなり、

神馬を画きしもの、兵庫賀茂神社所蔵に狩野元信画あリ、東京帝室博物館に高嵩谷の作あり、その他各神社或は仏閣に之を画きしもの少しとせず。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

神社に供へて、其神霊の乗る料とするのこと。

大将政頼も今日此の御社に神馬奉らせんとてなん侍りつる。  (字津保物語)

世の中騒がしう侍りければ船岡の北に今宮と云ふ神を斎〈いは〉ひて、おほやけも神馬奉りたまふとなん言ひ伝へたる。  (後拾遺集二〇)

兵庫加茂神社に狩野元信筆の絵馬に神馬を画いたものがあり、国宝に指定されてゐる。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)


うま「」の項を見よ。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)