白石生

提供: ArtWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

はくせきせい


画題

画像(Open)


解説

画題辞典

白石生に支那の仙なり。中黄丈人の弟子。彭祖の時已に二千歳といふ。飛昇せず唯長生を貴とす。金液を以て上薬を作らんとして家貧にして得る能はず。猪を養ひ羊を牧して富を起し薬を買つて之に服す。嘗つて白石を煮て粮となす。因て白石山居に就き遂に号となす。日に能く行く三四百里。顔色三十許の人の如し。人の何故に飛昇を欲せざるかを問ふ時、答て曰く天上に人間の如く楽しからずと云々。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

支那の仙人、二千年の長寿を保ち仙術を得る為めに猪を養ひを牧したといふ。

白石生、中黄丈人弟子、云彭祖時已二千余歳、不修飛昇、但以長生為貴、不失人間之楽而已、所行者止以金液之薬為上、初患家貧不能得楽、乃養猪牧羊十数年、致富万金、乃買薬服之、嘗煮白石為糧因就白石山居、遂号白石生、亦時食脯飲酒、亦時辟穀、日能行三四百里、顔色如三十人許或問何以不愛飛昇、答曰、天上未必楽于人間、且天上多至尊、奉侍更苦于人間也。  (有像列仙伝第二)

その白石牧羊図は道釈人物画として画かれたもの少くない。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)