略三五大切

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かきなおしてさんごたいせつ


文化3年(1806)1月江戸中村座初演。並木五瓶作。

寛政6年(1794)大坂で初演された「五大力恋緘」を寛政7年(1795)に江戸で再演。ここの時、場所を江戸に書き替えているが、それを元にした書き替え狂言である。

序幕

 九州千鳥家の若殿千太郎は、侫人たちの奸策によって、芸者小万を手に入れようとするが、小万は千太郎の家来笹野三五兵衛と言交わしている。侫人達は、三五兵衛を陥れようとするが、鹿児島十次兵衛の機転で三五兵衛は救われる。

二幕目

千鳥家の臣勝間源五兵衛は、小万に惚れ抜いて浪人し、忠僕八右衛門の制止を聞かず、小万のもとに通う。

大切

三五兵衛は、千太郎に帰国を促すため、小万に千太郎になびくように頼み、小万は死ぬ覚悟をして引受ける。小万に冷たくあしらわれた源五兵衛は、小万らを斬り殺すが、小万への執心は実は千太郎を帰国させるための方便だったと明かす。 三五兵衛の配慮で源五兵衛の罪科は、一先ず八右衛門が負う。