班恵

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はんけい


画題

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解説

画題辞典

班恵、名は昭、班彪の女、支那束漢の女学者なり、博学にして支筆の才あり、初め曹氏に嫁せしが、其歿後節を守りて寡居す、勅を奉じ續てその兄斑固の大著漢書の編纂を続き表と天文志とを大成して世に出す、和帝之を喜び宮中に迎へて皇后以下の師となし、大家と称す、年七十にて卒す、外に女誡七篇の著あり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

支那の歴史家班固の妹で、一に班昭といひ、曹世叔に嫁したので曹大家といふ、博学多識で夫の早世後、漢の和帝の詔を奉じ東観蔵書閣に就いて兄班固の八表、天文志の闕を修集補訂した、又、漢書の難解な処が多いため、馬融は恵に就いてその句読を受けたといふ、女誡七篇外銘☆(言偏+丰)、賦頌、上疏など著書極めて多い。

『芥子園画伝』に曹大家として画像を載す。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)