熾盛光如来

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しじょうこうにょらい


画題

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解説

画題辞典

熾盛光如来又熾盛威徳明仏ともいう、台密にて国家鎮護の為めに行ふ大法の本尊なり、

東京帝室博物館に鎌倉時代の作品なり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

熾盛光とは梵名を闍婆☆(炎+余)婆哩鉢羅婆と称し、毛孔より光焔を流出し、日月星宿等の光曜ある諸天を教令することを主り、熾盛の光明を放ち、彼等を拆伏す、或は金輪仏頂と同体とし、或は沙羅樹王仏即ち開敷華王如来の異名とし、支那では長安の青竜寺に本命灌頂道場を置き、代々皇帝の敬重するところとなつてゐたが、慈覚大師彼の青竜寺本命院を移して、比叡山延暦寺に総持院を建立し、以て公家本命院に立つ、仍て此の総持院を一に熾盛光院と称し、国家の安泰を之に祈ると。  (仏教大辞彙)

東京帝室博物館には、鎌倉時代の作がある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)