しょうしょうくん
竹を画きたるものに題す、南画の画題なり。
(『画題辞典』斎藤隆三)
たけ「竹」の項を見よ。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)
竹の異名で、娥皇女英の両女が聖帝尭の死を歎き、涙を竹に灑いだので斑竹となつたが、その竹を後人湘妃竹と呼んだこと、李淑の『斑竹怨』にある。(がこうじょえい「娥皇女英」参照)。その『湘』の字から瀟湘君と名づけたもの。南画によく題せらる。