潙山摘茶

提供: ArtWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

いざんてきさ


画題

画像(Open)


解説

東洋画題綜覧

禅宗の公案、禅宗正脈潙山章に出づ、曰く師(潙山霊祐)茶を摘むの次に仰山(慧寂)に謂て曰く、経日茶を摘む、祗〈たゞ〉子の声を聞き子の形を見ずと、仰、茶樹を撼がす、師曰く、子祗〈たゞ〉其用を得て其体を得ず、仰曰く未審、和尚如何、師良久うす、仰曰く和尚祗其体を得へ其用を得ず、師曰く、子に三十棒を放さん、仰曰く、和尚の棒、某甲〈それがし〉喫す、某甲の棒、誰をして喫せしめん、師曰く「子に三十棒を放さん」と、三十棒を下すは印可を与ふるの意なり。  (仏教大辞彙)

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)