源経基
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みなもとの つねもと
画題
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解説
前賢故実
貞純親王の長男。源氏を賜った。武芸に長け、弓馬を得意とした。和歌にも秀でた。貞純親王が清和天皇の六男であったので、人々は経基を六孫王と呼んでいた。天慶中、武蔵介を務め、藤原忠文に従い将門を討伐し、また小野好古に随従して純友の乱を平定した。正四位上を叙せられ、鎮守府将軍に任ぜられた。四十五歳で亡くなった。その子孫は代々武臣を務め、人数もたいへん多かった。世間で言う清和源氏は、みな経基の後裔だ。
あはれとも 君だにいはゞ 恋わびて しなむいのちも をしからなくに
(『前賢故実』)