浄土曼陀羅

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じょうどまんだら


画題

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解説

画題辞典

浄土曼陀羅は極樂浄土の相を描きたるものにして、一に浄土変相図ともいう、支那にては唐宋時代に於て、道綽、善導など、彼地の浄土教の大家も之を用いたり、我邦最古の美術と推さるゝ天壽国曼陀羅を始め、当摩曼陀羅清海曼陀羅観経曼陀羅など皆この浄土曼陀羅に属すべきものなり、尚、各条参照あるべし。浄土曼陀羅の名を以て今に伝はるものゝ内、国宝左の如し。

京都知恩寺所蔵一幅、

大和極樂寺所蔵一幅(伝清海曼陀羅)、

大和長谷寺所蔵一幅、

大和当麻寺所蔵一幅(法橋慶舜筆)、

近江常樂寺寺蔵一幅、

近江成菩提寺襲寺一幅、

大阪宝相寺襲蔵一幅

此他東京帝室博物館に鎌倉時代のもの一、東京増上寺に土佐吉光作一幅あり。

(『画題辞典』斎藤隆三)