法難

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ほうなん


画題

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解説

東洋画題綜覧

其法難の甚しかつたのは、東条小松原に於けるそれで、東条景信が打下す一刀に日蓮は将に危機一髪に際会した。

日蓮乃ち鏡忍、乗観、長英を連れて蓮華寺を出で、東条の小松原に差蒐るや、東条左衛門景信一隊の人馬林中より起つて日蓮を包囲す、景信の打ち下す太刀に日蓮のうくる珠数切れて額に傷く、工藤左近丞吉隆及家臣二名韋駄天の如く馳せ来る、景信日蓮を捨てゝ吉隆に当る、二人の従者は日蓮を引いて落去ること数丁にして一流あり、日蓮乃ち袈裟を脱して松樹の枝にかけ流れに疵を洗ひ、小浜の市ケ坂に難を避く。  (日蓮上人御一代記)

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)


にちれん「日蓮」の項を見よ。(日蓮上人

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)