えどさんざ
江戸にあった官許の三劇場。 寛永元年(1624)に櫓をあげた猿若(沖村)座をはじめいくたの劇場の興廃があったが、正徳四年(1714)の江島生島の事件を境として、中村・市村・森田の三座のみが官許となった。後、三座に支障のある時は、それに代って興行をする櫓控(ひかえやぐら)の制も設けられた。