椎か本

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しいがもと


画題

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解説

画題辞典

源氏物語の一巻なり、うはそくの、例ならず御座しまし、秋の比はしきりに心重らせ、四季の御念仏に山へ入り玉はんとにや、姫君達にも物仰せられける折から、薫尋ね来られしかば、なからん後のこと、姫君のことなど申遣し空しくなり玉ふ、その後そのあとのあれしを、薫見て「立寄らんかけとたのみし椎か本 空しき床になりにける哉」薫のこの宮へしげ/\通われしも、姫達に思召ありし故となり。源氏絵として画かる。

(『画題辞典』斎藤隆三)