村上義ひかり

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むらかみよしてる


画題

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解説

画題辞典

村上義光、彦四郎と稱ず、信濃の人なり、元弘の乱、護良親王に随ひ、十津川に逃る、熊野別當定遍之を索むる事急なり、去つて吉野に赴く、土人芋瀬庄司手兵を以て途に擁す、護良親王等計の出るなく、請ふがままに之に錦旗を附す、時に義光後れて至り、之を見て大に驚き、奮然庄司の手より錦旗を奪ひ、迫うて親王に至り之を還し守護す、後敵兵の吉野に迫り末ろに及び、又親王の鎧装を請ひ、詭り親王と稱し、敵兵を沮みて親王に免るゝの機を與へ奮戦の後自刃して死す、菊地容齋に錦旗奪還の図あり。

(『画題辞典』斎藤隆三)