李広射石

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りこうしゃせき


画題

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解説

東洋画題綜覧

漢の李広、藍田南山の中に屏居する時、草中の石を見てとなし之を射る、矢は石に中つて羽を没した、之を見れば石である、他日再び之を射たが石に入ることは無かつたといふ故事『蒙求』に出づ、杜詩の『曲江』に曰く

自断此生休問天、杜曲幸有桑麻田、故将移住南山辺、短衣匹馬随李広、着射猛虎終残年。

これを描いたものに尾形光琳の『李広射石』(帝室博物館蔵)がある。      

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)