本多平八郎絵姿

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ほんだへいはちろうえすがた


画題

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解説

東洋画題綜覧

初期浮世絵の作品、徳川秀忠の娘で一旦豊臣秀頼に嫁した千姫は、大阪落城の砌、危く救出されたが、千姫はその命の親であり、おのが嫁くべく定められた坂崎出羽守を嫌つて、本多平八郎忠勝に思を寄せるといふその頃の言ひ伝へを画いたもので、千姫をめぐる三人の女性と、本多平八郎の若い姿を画いてゐる、筆致極めて優艶、人物の描写も巧みで浮世絵初期の逸品と称せられてゐる。尾州徳川侯爵家の所蔵である。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)