木花咲耶姫
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このはなさくやひめ
画題
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解説
画題辞典
神代の女神なり、又の名を吾田鹿韋津比売(アタカアツシヒメ)という。大山津見神の女なり。天孫瓊々杵命笠狭の崎にて之に逢い、娶らんと求む。姫いう、父に問へと、命即ち父に問ふ、父姉石長姫と共に之を送る。石長姫容醜なり、命独り咲耶姫を留め石長姫を返す。父曰く石長姫を遣わしたるは天神御子の寿石の如く動かまじき為め、また咲耶姫を遣わしたる木の花の如く栄えまさん為めなり。今石長姫を返えす、御寿は木花の如くならん云々。咲耶姫、火照命(ホテリノミコト)、大須勢理命(ホスセリノミコト)、火々出見命(ホヽデミノミコト)を生み玉ふ。浅間神社は姫を祭神をす。
(『画題辞典』斎藤隆三)