月下弾琴

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げっかだんきん


画題

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解説

画題辞典

王維月下竹林に琴を弾するの図は、南画家の好題目として屡々図せらるゝ所なり。

谷文晁の筆(岩崎男爵所蔵)あり。尚、王維の条参照すべし。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

王維輞川にあつてその居の周囲にを種ゑ竹里館と号け、月明の夜は徐かに竹林に座して琴を弾ず、これを『月下弾琴』と題して古来描かるゝもの極めて多い。その竹里館の詩に曰く

独坐幽篁裏、弾琴復長嘯、深林人不知、明月来相照。

近くは橋本雅邦、寺崎広業にこの作が少くない。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)