曽祢好忠

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そねよしただ


画題

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解説

東洋画題綜覧

平安朝時代の歌人中古三十六歌仙の一人、其伝は詳かでないが、官は丹後掾となつたので人呼んで曽丹後掾と呼んだ、所がそれでは長過ぎるとて曽丹後と呼ばれるやうになり果は曽丹といはれ、遂には「曽た」といはるゝやうにならうと喞つたといふことが『袋草子』に見えてゐる。また円融院子の日の御遊に平兼盛、紀時文、清原基輔、源重之等召されたが、好忠及び中原重節の二人召されずに座に着いたを小野宮右大臣閑院大将が之を責めたので二人が頭を掻き閉口したのを見一座頤を解いたといふ伝説もある。その歌は拾遺集、詞花集、新古今集等に入り、家集を曽丹集と呼ぶ。

ゆらの門をわたる船人楫をたえゆくえもしらぬ恋のみちかな

虫の音のまだうち解けぬ草むらに秋ぞかねても結ぶ露かな

など聞えてゐる。

小倉百人一首の一として画かれてゐる。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)