曽参

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そうさん


画題

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解説

画題辞典

支那春秋の世の人、南武城に生る、字は子興、孔子の門人にして至孝を以つて聞ゆ、孝経はその著書なり、門下に子思あり、次いで孟子を出せり、

狩野探幽が筆にして孔子顔回と三幅対を為すもの米国ボストン博物館に在り。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

曽子ともいふ、字は子与、父晢と共に孔子に業を受け仁の説を祖述して修養を惜まず、孝道を力説して一世の師表となる、その著に『孝経』と『礼記』中の『曽子問』がある。

曽参は南武城の人、字は子与、孔子より少きこと四十六歳、孔子以為らく能く孝道に通ずと、故に業を授け孝経を作らしむ、魯に死す。  (仲尼弟子列伝)

狩野探幽に孔子顔回と共に描ける作があり現にボストン博物館に蔵せられ、又徳川伯爵家旧蔵に元信の作がある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)