曲内部の構造-小段

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横道萬里雄氏が唱えられた能の時間構成についての概念の一つである。能のうたい囃子はやしの時間構成を分割し、段落に分けたものを指す。それぞれ謡事うたいごと囃子事はやしごとと総称される。

各小段は、謡事では、中心となる音階や拍節型はくせつがた非拍節型ひはくせつがたの別、ノリ型のりがたによって、囃子事では、用いられる楽器、演奏の拍節型、登・退場楽の別など、舞事まいごと働事はたらきごとの演奏形式、シテのかたなどを基準として細分化され、分類が行われる。

横道氏による能の時間構成の分類には、小段の上の階層に「段」や「場」があり、下の階層に「せつ」「句」がある。

小段分類のように、能の時間構成を分析することは、各曲または能全体の理解のために有効だと考えられており、現在では能楽を対象とする多くの研究者によって、能の曲の小段分類が行われている。