時代浄瑠璃

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じだいじょうるり

浄瑠璃の作品の内、世話浄瑠璃に対し、江戸時代以前の歴史的な題材や、江戸時代の事件を江戸時代以前の出来事として取り上げたもの。

この言葉は、世話浄瑠璃に対して意識されたもので、歌舞伎の世話事時代事の分類に擬して生れた言葉と考えられる。早い事例では、寛政期に成立した「浄瑠璃譜」の中で使われている。そして、むしろ近松門左衛門の作品の内、世話浄瑠璃として24作品が定められた明治以降、それ以外の作品を時代浄瑠璃と呼ぶようになり、近松以外の作品にも広く使うようになった用語であると認識されている。

形式上では、時代浄瑠璃は五段物であり、世話物は、一段物という特徴があり、「傾城反魂香」「天鼓」「日本西王母」などは三段で、時代世話的な特色がある。