昆明池

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こんみょうち


画題

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解説

画題辞典

昆明池は内裡清涼殿の弘廂の衝立障子に図せらるゝものにて荒海障子と共に宮中の二名物なり。一方に唐人釣漁の姿あり、史記千字文古注に曰く「長安城の西に昆明池あり、漢武帝の時、南夷に昆明国あり、城地方三百里、水中に居リ水戦を能くす、武帝常に之を伐ちて得ず、乃ち計を設け長安城二十里に拠り、一池を穿つ、四方四十里、池水満つ、船をその上に進め水戦を教ゆ、遂に彼国を破り昆明国となし、其池を昆明池という」。又曰く、「昆明池、玉石を刻みて魚を為る、雷雨至る毎に魚常に鳴吼す、鰭尾皆働く、漢の世之を祭り以て雨を祈る、往々験あり。」

(『画題辞典』斎藤隆三)