採桑老

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さいしょうろう


画題

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解説

東洋画題綜覧

盤渉調の唐楽の名、一人舞で老翁の鳩杖を携へて歩みわづらふ状をなす、初め多氏伝家の舞曲であつたが、後、天王寺の舞人に伝ヘられた、詠があり、其詞に曰く『三十情方盛、四十気力微、五十至衰老、六十行歩宜、七十懸杖立、八十座魏々、九十得重病、百歳死無疑』と、答舞には新靺鞨林歌、綾切等を用ひる。

吉川霊華にこれを画いた作がある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)