懐王愛蘭

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かいおうあいらん


画題

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解説

画題辞典

支那戦国時代の楚懐王蘭を愛す、之を図せるものなり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

懐王は支那戦国時代の楚の三十六代の王、姓は芋、名は熊槐、威王の子、十一年蘇秦の合従の策を唱ふるや王其の長となり兵を率ゐて函谷関に進んだ、十六年秦の恵王、斉を伐つや楚の斉を救はんことを恐れ、張儀をして商於の地六百里を献ぜんと詐き斉と絶たしむ、王之に従ふ斉大に怒り秦と合す、ここに於て王は数々秦を討たんとしたが敗れ、遂に秦の昭王に捕へられて客死した、平常蘭を愛すること深くこれを看るの図はよく画かれたものといふ。  (後素集)

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)