忠貞王

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たださだおう


画題

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解説

前賢故実

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貞観中、大学頭を務めていた。元慶三年、参議を拝し、大和国の班田を審査していた。忠貞は容貌が醜かったが、高遠な志を抱いていた。幼い頃より大学で学び、五経について大概通じていた。数年の間に、諸国の国守を歴任、威力と徳化による統治を行い、人民が順服するようになり、役所を欺けなくなった。風紀の好転によって、国が繁栄するようになった。地方を治める忠貞の才能は、橘良基と同様に讃えられて、その美名が世間に知れ渡った。忠貞は、まさしく皇族の模範であった。

(『前賢故実』)