小袖曽我

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こそでそが


画題

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解説

東洋画題綜覧

謡曲の番名、曽我十郎は富士の牧狩を機会にして、親の敵を討たんとする下心で、勘当された弟の五郎を母のもとに同道してそれとなしに暇乞をする筋、小袖とつけたのは『曽我物語』に兄弟が、かねて期したること故とて、母のもとより小袖を借りて出づることがあるから、それに因つたものであらう、本文には小袖のことはない、作者未詳、シテ十郎祐成、ツレ五郎時致、同従者団三郎、同鬼王丸、同十郎母、狂言春日の局、処は伊豆である。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)