妙音菩薩

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みょうおんぼさつ


画題

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解説

画題辞典

妙音菩薩は東方百八万那由多恒河沙の世界を過ぎし浄光荘厳国の本住にして、釈迦の法華説法の座に来合し、現一切色身三昧に入り、自在に三十八種身を現じ、一切衆生の救済に勤むる本誓を説く、三十八身は即ち、佛身、菩薩身、辟支佛身、声聞身、其他合せて三十八種にして観音の三十八身と並び妙音菩薩の三十八身として有名なることとなり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

妙音菩薩は『法華経』第廿四妙音菩薩品に出てゐる、この菩薩は東方百八万那由多恒河沙の世界を過ぎた浄光荘厳国の本住で、釈尊『法華』説法の会座に来会し、現一切色身三昧に入つて、自在に仏身、菩薩身、辟支仏身、声聞身、梵王身、帝釈身、自在天身、大自在天身、天大将軍身、毘沙門身、転輪聖王身、諸小国王身、長者身、居士身、宰官身、婆羅門身、比丘身、比丘尼身、優婆塞身、優婆夷身、長者婦女身、居士婦女身、宰官婦女身、婆羅門婦女身、童男童女身、諸天身、諸竜身、夜叉身、乾闥婆身、阿修羅身、伽楼羅身、緊那身、摩睺羅伽身、地獄身、餓鬼身、畜生身、女人身の三十八種身を現じて、一切衆生の救済に勧むるの本願を説く、この大用あるに依りて、観音の三十三身と並べて、妙音菩薩の三十八身とて有名である。  (仏教辞林)

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)