天香国色

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てんこうこくしょく


画題

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解説

画題辞典

文人画に於て、牡丹花を画きて天香国色と題することあり、是れ牡丹の異名なればなり、王建が詩に「国色朝酎酒、天香夜染衣」とあり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

牡丹の異名、ぼたん「牡丹」の項を見よ。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)


牡丹の異名である、『書言故事』に王建の牡丹の詩を引きて、その中に『国色朝酣酒、天香夜染衣』の文字があり、又、趙秉文の詩には『天香護日迎朱輦、国色留春待翠華』の句がある、これらに拠るか。

牡丹の画に『天香国色』と題すること極めて多い。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)