大磯

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出典:デジタル大辞泉

おおいそ〔おほいそ〕【大磯】

神奈川県中南部の地名。相模湾に臨む。もと東海道の宿場町。明治18年(1885)日本最初の海水浴場が開かれ、別荘地として発展。


出典:「東海道名所図会」昭和四二年八月 人物往来社

相模 大磯

平塚まで二十七町。此磯邊より盆山石(ぼんさんせき)出づる。茶店に出してこれを賈(あきな)ふ家多し。

虎子石 驛中延臺寺(えきちゅうえんだいじ)にあり。當時に此石の縁起あれども詳(つまぴらか)ならず。

十郎慷慨於兎ラヲ愛ス 血氣ノ武人犀甲(せいこう)ノ軀。 妾婦當時星に誓フヤ否ヤ。 隕(お)チテ此石ト成テ望夫ニ似タリ。



出典:日本大百科全書

神奈川県中南部、中(なか)郡にある町。1889年(明治22)町制施行。1954年(昭和29)国府(こくふ)町と合併。JR東海道本線、国道1号、西湘(せいしょう)バイパス、国道134号、小田原厚木(あつぎ)道路(国道271号)が通じる。相模(さがみ)湾に臨み、大磯丘陵南部の海岸段丘上に発達、海岸は「こゆるぎの磯」とよばれる景勝地。気候は温暖で、湘南でも休養地として最適。古代、中世からの宿駅の地で、近世には東海道の宿場と湊(みなと)を兼ね、人馬の往来と物資の集散地として栄えた。1885年日本最初の海水浴場が開かれてから京浜の別荘地となり、現在は住宅都市。西部の国府には、平安中期に相模国第三次の国府(淘綾(ゆるぎ)の国府)が置かれ、現在毎年5月初め、そこの神揃(かみそろい)山、六所(ろくしょ)神社、大矢場(おおやば)(ともに六所神社の境内)へ相模国の一~五宮を招いて国府祭(こうのまち)が行われる。県指定の無形民俗文化財。大磯市街地西辺の鴫立(しぎたつ)沢のほとりの鴫立庵は、西行(さいぎょう)を記念したもので、東海道筋きっての歌塾として知られ、いまも歌道研修場となっている。海岸の大磯ロングビーチは近代的レクリエーション施設。その東側に県立大磯城山公園があり、園内には郷土資料館が設置されている。また、大磯駅近くには島崎藤村(とうそん)の墓もある。  市内には民俗芸能も多く、左義長(さぎちょう)(国指定の重要無形民俗文化財)、船祭(高来(こうらい)神社)、西小磯の歩射(ぶしゃ)(白岩神社)、祇園(ぎおん)祭のバカ踊(祭りばやし)などが有名。東端の高麗(こま)山は山容が美しくて、古くから東海道旅行者の詩文の題、画材などにされ、そこの海岸のもろこし浜は古代に朝鮮半島からきた渡来人の上陸地で、ここから関東各地へ分散した所とされる。面積17.18平方キロメートル(一部境界未定)、人口3万2590(2005)。