大伴室屋

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おおともの むろや


画題

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解説

前賢故実

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大連を勤めていた。東漢掬直とともに雄略天皇遺詔を受け、天下の平安が永遠に続けるように、日夜謹んで力を尽くして大政を補佐していた。星川皇子が正しい道に背き、雄略帝が崩御すると、母の謀りに従い謀叛を起して、大蔵官鎮を占領した。外門を閉じて、朝廷の物を勝手に費やしてしまった。室屋は掬直に「先帝の遺詔を受けたが、このような事態になり、わたしたちの罪だよ。」と言った。そして、太子の命令を受け、軍兵を連れて大蔵官を囲い、火を放した。星川皇子等は敗れて、皇子とその母が焼き殺された。その後、室屋は天子の印を太子に奉った。太子は清寧天皇として即位した。

(『前賢故実』)