堀江物語

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ほりえものがたり


画題

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解説

画題辞典

堀江物語は、能狂言の藤坪を基として翻案せる小説にして、三巻あり、上野国原の新左衛門といふ六千町を知行し四方に四万の倉を建てたりといふ大長者の三男一女を有せるが、その女容貌甚だ美麗なるより、より来る男の多きなどを骨子とせるものなり、版行の書籍となれるは寛文九年のものあり、村山龍平氏所蔵及古森氏所蔵に土佐又兵衛の画あり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

岩佐又兵衛筆と称せらるゝ初期浮世絵の一巻で狂言の藤坪を骨子としたものといふ、上野国原の新左衛門といふ長者に三男一女あり、この娘、容貌が美しいので、多くの男が言ひ寄るといふ筋で、寛文九年には三冊本として刊行されてゐる。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)