四聖

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ししょう


画題

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解説

画題辞典

一。四聖は仏教に於て、阿弥陀、観音、勢至、大海衆をいひ、又声聞、縁覺、菩薩、仏をいう、又預流果、一来果、不還果、阿羅漢をいうことあり、

伊勢西来寺所蔵に阿弥陀四聖像あり、国宝なり。

二。奈良東大寺は本願聖武天皇、開基良辨、勧進行基、導師菩提仙那に由りて成る、故にこの四者を四聖といい。東大寺を四聖建立伽藍と称す、

伝越前守長隆筆四聖像(旧東大寺四聖坊所伝、村山龍平氏所蔵)あり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

伏犠、老子、孔子、周公旦、みな古の聖、これを四聖人と云ふ。  (後素集)

又、仏教にては、阿弥陀、観音、勢至、大海衆をいひ、或は十界の中の声聞、縁覚、菩薩、仏をもいふ。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)