善導大師

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ぜんどうだいし


画題

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解説

画題辞典

善導入師は支那臨淄の人にして、隋の大葉九年に生れ、道綽大師の後を継ぎて、大に浄土教を興し、念仏を勸めたる人なり、支那に於て浄土教の綱格を確立せしは実に師の功なりという、後世浄土五祖の一に数へらる、永隆二年三月廿七日六十九を以て寂す、観経疏以下数種の著述あり、

京都智恩寺所蔵の大師像は国宝なり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

善導は唐の高僧、姓は朱氏、臨淄(今の山東省青州府に当る)の人、隋の大業九年を以て生る、道綽禅師について浄土教を究め一心に念仏を唱へ寒冷尚ほ汗を流すに至る、これより以前 慧遠、曇鸞、道綽等、浄土の教を弘めたが未だ善導の如く教法の綱領を組織し、法門の弘通に効果を与へたものはなかつた、実に善導に至つて之が大成を遂げたと云ふことが出来る、永隆二年三月廿七日六十九歳にして寂す、我国に於て法然上人の弘めた浄土教は即ち此流を継承したものである。  (仏教辞林)

善導大師像 (国宝)  京都知恩院蔵

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)