善女竜王

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ぜんにょりゅうおう


画題

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解説

東洋画題綜覧

善女竜王は竜神で、祈雨の本尊として行はる、淳和天皇の天長元年、大旱魃で天下塗炭の苦しみをなしてゐる時、弘法大師、神泉苑に請雨経法を修した処、善女竜王が現はれて忽ち雨を降らしたといふ伝説が伝へられてゐる、また如意宝珠経には竜王女善女とあつて父王の宝珠を仏に献ずることを載せてゐる、形相は雲に御し宝珠の盤を捧持し、宝冠を戴いてゐる、なほ善女竜王を描いたものに左の作がある。

紀州高野山金剛峰寺蔵 一幅

京都府醍醐三宝院所蔵 一幅

京都大通寺所蔵    一幅

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)