十八学士

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じゅうはちがくし


画題

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解説

画題辞典

じゅうはちがくし

唐の太宗皇帝、未だ高祖の譲を受けず、秦王として天策上将の位にありし時、館を開きて文學の士を延く、杜如晦、房玄齢、虞世南、褚亮、姚志廉、李玄道、蔡允恭、薛元敬、顔相時、蘇勗、干志寧、蘇世長、薛収、李守素、陸徳明、孔頴達、盖文達、許敬宗を文学館の士となし、分って三番とし、日を更へて直宿す、王暇日には館中に至りて文籍を討論し、或は夜に及ぶことあり、当時の巨匠閻立本をして之れが像を画かしめ、褚亮その賛を作る、之を十八學士と号す、士太夫その選に預るを得るものは時人之を登瀛洲といヘリとぞ。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

唐の太宗、未だ帝位に即かず、秦王として天策上将の位にあつた時、館を開いて洽く文学の士を延いた、即ち

杜如晦、房玄齢、虞世南、褚亮、姚志廉、李玄道、蔡允恭、薜元敬、顔相時、蘇勖、于志寧、蘇世長、薜収、李守素、陸徳明、孔穎達、蓋文逹、許敬宗

の十八人を文学館の士となし、三番に分ち日を更へて直宿す、王、暇あれば則ち館に到り文籍を討論し時に夜に及ぶといふ、なほ閻立本をして之が画像を作らしめ、褚亮その賛をなす、之を十八学士といふ、士大夫のその選に入るものを登瀛洲と呼んだといふ。  (歴代名画記)

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)