北斗

提供: ArtWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

ほくと


画題

画像(Open)


解説

東洋画題綜覧

北斗は北斗七星のこと、七星とは支那の天文学では一に枢(正星にして陽徳を主る)二に璇(法星にして陰刑を主る)三に璣(令星にして我害を主る)四に権(伐星にして天理を主る)六に開陽(危星にして天食五穀を主る)七に揺光(部星にして兵を主る)の七箇に名づけ、これらを以て七政の枢機なりとした、然るに仏教中密教では一を貪狼星、二を巨門星、三を禄存星、四を文曲星、五を廉貞星、六を武曲星、七を破軍星と名づけ、更に一を日輪菩薩、二を月輪菩薩、三を光明照菩薩、四を増長菩薩、五を依怙衆菩薩、六を地蔵菩薩、七を金剛手菩薩とする、これらの星を勧請して長寿、延命、除災、招富を祈祷する法を北斗尊星法といふ。  (仏教辞林)

今の大熊星座の一、昔より有名な星で、絵にも現はるることがある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)