刺繍

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ぬいとり


画題

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解説

東洋画題綜覧

繍ひものゝ上の一つの技、布帛の上に先づ刺繍しやうとする山水、花鳥其他模様の形を画き、五彩の糸を以て其線又は点の通りに布帛の表と裏とより縫ひさして絵画又は模様などを表はしたるもの。

紫のふせんれうに青きざうがんをつけて、伊勢の海といふ催馬楽を葦手に繍ひたり。  (栄華物語三二)

刺繍は婦女の手芸として、その彩糸で模様など表はすところが画趣あるので、時に風俗画として描かれる。

磯田長秋筆           第十二回帝展出品

八幡白帆筆  『工房』     昭和十三年文展出品

木島柳鴎筆  『縫取屋の店』  帝展第一回出品

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)