列子
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れつし
画題
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解説
画題辞典
列子、字は禦冠、周の人、老商氏を師とし伯高子を友とし遂に道を得、風に御し上下すといふ、古く顔輝に列子像あり。近く橋本雅邦に列子御風図あり。
(『画題辞典』斎藤隆三)
東洋画題綜覧
支那周代の道家、鄭の人、名は禦寇、老子よりやゝ後れ、荘子より遥かに前に出で、孔孟の中間に居た、当時戦国に処して老荘の道を行はんとして仕官を欲せず、鄭の相子陽、厚く召したが受けず四十年閑居研学したが終りを詳にしない、子は美称、唐の立宗その徳を称して沖虚真人と諡した。 (大百科事彙)
列子鄭人、名禦寇、間道於関尹子、復師壷丘子九年、能御風而行、隠居鄭国四十年、無知者、著書行於也、唐天宝初冊為沖虚真人、題其書曰沖虚真経、宋景徳四年勅加至徳二字。 (列仙全伝)
列子を画いたものに左の作がある。
顔輝筆 『列子像』 所蔵者不明
狩野元信筆 『列子柳鵯』(三幅対) 島津家旧蔵
橋本雅邦筆 『列子御風』 所蔵者不明
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)