六禽

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ろくきん


画題

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解説

画題辞典

六禽は周禮に言ふ所にして左の如し。麋、鹿、熊、麕、野豕、兎小學紺珠に言ふ所左の如し。雁、鶉、鷃、雉、鳩、鴒

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

六禽は六種の動物の意で、禽獣よりこれを撰む、『周礼』の庖人には

麋、鹿、熊、麕、野豕、兎

『小学紺珠』には二例を挙ぐ、左の通りである。

雁、鶉、鷃、雉、鴿、鳩

羔、豚、犢、麛、雉、雁で

ある。皆庖厨の珍味とせられたもの。

麋は『おほしか』麕は『くじか』俗に『みどり』と称するもの、鷃は『かやくき』と訓む、今『つぐみ』科に属する『かやくぐり』を指す、鴿は『いへばと』羔は子羊、麛は鹿の子を曰ふ。  (註は和名類聚抄に拠る)

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)