傅説

提供: ArtWiki
ナビゲーションに移動 検索に移動

ふえつ


画題

画像(Open)


解説

東洋画題綜覧

支那殷の相、初め殷の武丁位に就き大に国威を張らうとして遂げず、嘗て夢に賢相を得、説といふ、武丁即ち百官を見るに一も似た処がない、偶々傅巌に土木の工事があつて罪人をして之に当らしめてゐた処、その工人の中に説と称するものがあると聞き召して見るに夢に見た人の通りである、そこで挙て相とした処学を興し、政を治め、四方の夷狄を伐つて中興の大業を遂げた。

傅説を画いたもの。紀州徳川家に中顔輝の吸酸三聖に牧谿の太公望、傅説を左右に描いた三幅対があり、池田侯爵家旧蔵に常信筆中『夢見傅説』左右養蚕土木の三幅対がある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)