倶利伽羅丸

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くりからまる


『祇園祭礼信仰記』で登場する剣の名前。

雪姫の祖父雪舟が唐に渡って絵を習ったとき、明帝より賜った剣。雪姫の父雪村が秘蔵して所有していたが、河内の慈眼寺灌頂の滝のもとで、雪村は何者かの仕業により殺害され、剣も奪われてしまう。雪姫は父の仇、ひいては倶利伽羅丸を取り戻さんと切望するが、後に松永大膳の仕業とわかり、倶利伽羅丸の奪還に成功する。

この剣を滝にかざせば、落ちる水の中に龍の形が出現する。雪姫の言葉によると、「朝日にかざせば不動の尊体。夕日に向かえば龍の形」が現れるという。

また、倶利伽羅丸の名の由来は倶利伽羅不動から取られたという。



参考文献

『豊竹座浄瑠璃集(三)』叢書江戸文学37 山田和人校訂 平成7年 国書刊行会