伊弉諾、伊弉冉尊

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いきなぎいざなみのみこと


画題

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解説

画題辞典

伊弉諾尊と伊弉冉尊とは、地神の初代にして、日本開基の二柱の神なり。高御生霊神(たかみむすびのかみ)の命を承け、天の浮橋に立ちて天瓊矛を執りて共に滄海を探る、其矛尖より滴る潮水凝って島を成す、之を於能碁呂島という。因て二神殿を建てゝ之に居り、鶺鴒を見て交婚を知り、日月星晨、素盞鳴尊及水蛭子を生む、尋いて淡島、淡道、伊豫、筑紫、伊岐、津島、隠岐、佐渡、大倭豊秋津島の諸地を造るという。建国の基を開きし神とて、其天瓊矛を以て滄海を探るの図は、歴史画家の画題に上ること多し。

(『画題辞典』斎藤隆三)