五大堂

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ごだいどう


画題

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解説

東洋画題綜覧

日本三景の一、陸前松島の五大堂島中に在る堂で、五大堂島は瑞厳寺を距ること百余歩、海岸に接する一小島で、その間に岩があるので、橋二つ架して往来に便にしてゐる、全島闊さ二畝余、島中に奇松多く風景趣きがある、堂は大同二年坂上田村麿の建立にかゝり、内に五大明王を安置したので斯く名付けたといふ、今存するものは慶長五年伊達政宗の再建したものといふ。

松島の代表的風景として、此の島の画かるるもの極めて多い。

登内微笑筆  『五大堂の秋』  第四回帝展出品

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)