中殿御会

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ちゅうでんごかい


画題

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解説

画題辞典

平安朝時代の朝廷の儀式なり、天皇清涼殿に公卿雲上人を召して和歌の御会を催され、終りて後天子琵琶を弾じ諸臣公卿皆楽器を取り、合奏を試む、之を中殿御会と称す、

古く藤原信実の図あり、円山応挙所蔵せりと伝ふるも、今所在を知らず、模本東京帝室博物館にあり、住吉具慶画く所毛利公爵家にあり。

(『画題辞典』斎藤隆三)

東洋画題綜覧

中殿とは清涼殿のこと、藤原時代に天皇清涼殿に出御、公卿殿上人など召させられ、歌御会など行はせられ、終つて琵琶を弾かせ給ひ百官各々楽器を手にして合奏す、これを中殿御会といふ。

延長四年正月十八日、内裏にて梅花宴ありけり、主上清涼殿の孫庇に出御ありけり、文人詩を献じ伶人架を楽しけるに、暁に及びて、常陸親王箏を弾じ、八条中納言保忠琵琶を弾ず、主上和琴をひかせおはしける、めでたかりけることなり。  (古今著聞集)

中殿御会を画いたもの、古く藤原信実の作があつて円山応挙が所蔵してゐたといふが、今所在明かでない、帝室博物館にその模本があるといふ、又毛利家には住吉具慶の作がある。

(『東洋画題綜覧』金井紫雲)