なかむらとみじゅうろう
総合
歌舞伎
定紋八本矢車。屋号天王寺屋。元来上方歌舞伎の女形の家系。
初世
享保四-天明六(1719-1786)
初世芳沢あやめの三男。不朽の名舞踊劇「京鹿子娘道成寺」を大成し、地芸にもすぐれた宝暦期の名優。
2代目
化政期の京阪歌舞伎の名女形。「難波の太夫」異名を持った人物。
3代目
4代目
明治四十一年生。
坂東彦十郎 (2代目)の三男。一鶴一鶴之助を経て昭和十八年四世襲名。青年歌舞伎時代は二枚目と女形で活躍。のち関西に移り、中村梅玉の没後立女形の重席をついだcとくに新歌舞伎の女形によい。「矢車座」を組織しい勉強会を開いて活躍している。
5代目
4代目の長男。芳沢あやめの継承権保持者。