不空金剛

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ふくうこんごう


画題

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解説

画題辞典

不空金剛は真言宗の第二祖にして、印度錫崙島の人なり、諱は智蔵、梵名は阿目佉跛折羅。不空金剛と譯す、唐の開元六年、十四歳にして爪哇国に於て金剛智に謁し、伴はれて共に支那に至りしが、後再び印度に遊び諸智に會してその教を承け、天寶八年密教の梵本を携へて唐に歸り、密嚴、経、仁王経以下経典百餘部を譯出す、唐の玄宗、粛宗、代宗の諸皇帝皆之に師事し歸教を受く、大歴九年長安の大廣寺に寂す、壽七十なり、京都教王護図寺に唐李真の筆画像あり、空海の将來する所我邦にある唐画の一なり。宋張思恭筆(山城高山寺蔵)

(『画題辞典』斎藤隆三)