三輪逆

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みわの さかう


画題

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解説

前賢故実

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敏達天皇の寵臣。帝は朝廷内外のことを三輪君逆に悉く委ねていた。敏達天皇が崩御し殯宮を廣瀬に建てた。皇弟の穴穂部皇子がよくないことを企てているだけでなく、皇后の炊屋姫を犯さんと欲して、殯宮に押し入ろうとした。これを知った逆は、衛士に宮門を閉じなさいと命じた。皇弟が「ここにいるのは誰ですか」と聞いた。衛士が「三輪君逆がここにいる」と返事した。皇弟は七度開門を呼びかけが逆は入れなかった。皇弟は激怒し、兵を起こして逆の自宅を囲んだ。逆は三輪山へ逃れ、後に後宮へ隠れた。が、白堤と横山の密告によって、逆とその家族は穴穂部皇子に殺された。

(『前賢故実』)