いちろへいあん
竹に鷺を配す、蓋し竹は平安を示す、出処は『酉陽雑爼』の衛公言、北都にては惟童子寺に竹一窠あるのみ、僅に数尺、其寺の綱維をして毎日竹の平安を報ぜしむと、此の意から送別の絵として描かる。
(『東洋画題綜覧』金井紫雲)