かくとだにえやハいふきのさしも草さしもしらしなもゆる思ひを

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『後拾遺集』巻十一・恋一・六一二 詞書「女にはじめてつかはしける」

意味は「これほどまでにあなたを思っています、とはとても告白できません。当然ながら、ご存じないのでしょう、伊吹山のさしも草のように燃える、この熱い私の思いを」


「いぶき」・・・栃木県にあるもぐさの名産地。滋賀県にある伊吹山ではない。

「さしも草」・・・お灸に用いるもぐさのこと。よもぎの別名。



宮柊二、「小倉百人一首」、学習研究社、1979年11月

嶋岡晨、「百人一首を歩く」、光風社出版、平成七年十二月