『冥途の飛脚』
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総合
正徳元年(1771)3月竹本座初演の浄瑠璃。近松門左衛門作。世話物。
純粋の敵役の登場がなく、むしろ善意の誤解により封印切の大罪を犯す激情的な封印切の場と、孫右衛門のあふれる父性愛と養家の義理を立て通す苦衷との葛藤を描いた新口村の段とが有名で、繰り返し上演されている。
『日本古典文学大辞典』(岩波書店 1984年)